2006.10.29.Sun |
車を運転していると、不意に車道に猫が飛び出して来る事がある。
そして渡り終えると、決まってこちらを振り向き『ニャー』とかいってますが、 非常に焦りますので、飛び出しはやめて下さい。 それに加え、毎年この時期になると、カマキリ達が謎の彷徨を始める。 駐車場から家までのほんの百五十メートル程を歩く間に、 二匹、三匹と見かける痛ましい姿に心が痛む。 |
2006.10.15.Sun |
秋も深まり、ゆっくりと本を読むには最適な季節となった。
子供だった頃、僕は文字を読むのが大嫌いだった。 例えば、男子の誰もが好んで読んでいたと思しき、 ハーディーボーイズのシリーズ等にも度重なる挫折の記憶しかない。 漫画でさえも、読む事をかなり億劫に感じていた。 そのくせ、図書館が好きで、コピー機で遊んだり、 スポーツ選手の伝記小説を開いては、写真を眺め、そこに添えられた一文のみを読んだりしたものだった。 そんな僕も二十歳の頃を境に、急激に読書に興味を覚え始めた。 或いは、古本屋の前のワゴンにある一冊百円の古本を、 インテリア扱いを目的として大量購入をした事がきっかけだったのかもしれない。 いずれにしろ、読書欲は年々増加の一途を辿り、 今となっては、暇さえあれば、あれやこれやと本を読み漁っているといった状況だ。 寝る前の読書に至っては、大切な儀式となりつつある。 たとえ読む事が不可能と思える激疲れ状態の時であっても、 「寝る前にちょっと本を読む、その前にちょっと寝よう…」などと思いつつ、 傍らに本を持ったまま眠ってしまう事もしばしば。 読書欲の増加と共にいつの頃からか、僕にとっては面白くもなんともなかった筈の秋が、 愁いに満ちた味わい深い季節に変わっていた。 秋は深い。 |
2006.10.4.Wed |
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